解決事例・コラム
2026/05/20

会社に労災手続きを断られた場合の対応について

「労災は使えない」
「会社では労災にしない」
「自分の不注意だから無理」

労災事故の被害者の方から、このような相談を受けることは少なくありません。

しかし、労災保険は、労働者を守るための制度であり、会社が拒否したとしても、一定の場合には労働者本人から申請することが可能です。

会社に労災手続きを断られた場合でも、諦める必要はありません。


1 労災申請は会社の許可がなくても可能です

労災保険の申請は、会社だけが行えるものではありません。

会社が協力しない場合でも、労働者本人から労働基準監督署へ申請することができます。

特に、

  • 建設現場事故
  • 工場内事故
  • 重機事故
  • 転落事故
  • 長時間労働による発症

などでは、会社側が労災申請に消極的なケースもあります。

もっとも、会社が拒否しているからといって、労災が認められないというわけではありません。


2 まずは病院で「仕事中のケガ」であることを伝えてください

労災事故では、初診時のカルテ記載が非常に重要になります。

受診時には、

  • いつ
  • どこで
  • どのような作業中に
  • どのように負傷したか

を具体的に説明してください。

後から説明を変更すると、労災認定で問題になるケースもあります。


3 事故の証拠を残してください

会社が労災を否定する場合、証拠の有無が極めて重要になります。

例えば、以下のような資料は重要な証拠になります。

  • 事故現場の写真
  • ケガの写真
  • LINEやメールのやり取り
  • タイムカード
  • 作業日報
  • 勤務記録
  • 同僚との連絡履歴

事故直後から、できる限り保存しておくことをおすすめします。


4 労働基準監督署へ直接相談することができます

会社を通さなくても、労働基準監督署へ直接相談することが可能です。

必要書類や申請方法について説明を受けることができ、場合によっては会社への調査が行われることもあります。

「会社に断られたから無理」と思い込まず、まずは相談することが重要です。


5 早めに弁護士へ相談することをおすすめします

会社が労災対応を拒否するケースでは、

  • 証拠隠し
  • 退職強要
  • 不利益取扱い
  • 事故態様の争い

などに発展することもあります。

また、労災保険だけでなく、会社に対する損害賠償請求(安全配慮義務違反)が問題となるケースも少なくありません。

特に、建設業・運送業・製造業の事故では、法的対応が必要になることがあります。


労災事故でお困りの方はご相談ください

当事務所では、労災事故・労災申請・会社への損害賠償請求に関するご相談を取り扱っております。

会社に労災を断られた場合でも、対応可能なケースは多数あります。

お一人で悩まず、まずはご相談ください。

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